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水城環境デザイン事務所
Mizushiro Environmental Design Studio
日本橋認可保育園
Nihonbashi nursery school project
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日本橋久松町は、古くは江戸時代から、数代にわたって引き継がれている老舗が多く残る、都心でありながら、古き良き下町の風情を残した町である。そんな下町の一角が今回の計画地で、保育事業運営会社によって運営される認可保育園である。
計画地は商業地域にあたり、480%の容積率を持った建築物が可能なのだが、都営浅草線が計画地の直下5mほどのところを通っており、杭を打つ事が不可能で、かつ地下鉄上部の荷重制限があるので、そのままであれば、土の荷重でほぼいっぱいになってしまい、木造二階建て程度しか建築できない場所であった。
しかし昭和20年ころに締結された荷重条件を都との協議によって現在の状況に合わせて見直しを行い、契約条件を変更することで、鉄骨造5階建程度の建築が可能になった。
それでもまだ、土の重量の問題と、埋設位置が浅いので地下鉄の振動の問題があったが、土を軽量な発泡スチロールのような材料と入れ替える、地盤置換工法(コロンブス工法)を採用することで、土の重量を大きく減らすことができ、かつ防振用としたことで、地下鉄の振動を吸収させ、建築物に伝わる振動や音を、大きく軽減することが可能になった。
建設地 東京都中央区日本橋
主要用途 保育園
設計・監理 OLC JAPAN+水城大雄
(水城環境デザイン事務所)
内装設計 宇賀亮介建築設計事務所
構造 MUSA研究所
設備 八重樫 信幸
施 工 株式会社河端建設
規 模 地上5階
構 造 主体構造 鉄骨造/ 基礎 RCベタ基礎
竣工 2019年2月
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